オリジナルは1936年に創業し、後にハワイ最大の衣料品メーカーとなったカメハメハ・ガーメント社のブランドで、サベージのメニュー柄や多色のアンスリウム柄といった数々の名作を残す「KAMEHAMEHA」ブランドです。
その中でも伝説的な作品とされるこの「ゴーギャン・ウッドカット」には、メインモチーフの女性のデザインが異なる2種類の柄が発見されています。
生地を裁断する際の柄取りの違いではないか、いや、メインモチーフを変えた別の版を製作していたのではないか。諸説囁かれているが確認はとれておらず、全ては謎の包まれたままです。
SUNSURFでは過去にうずくまった姿勢の女性をモチーフとしたデザインを再現しており、今回は女性が立ち上がっているバージョンを完全復刻しました。
画家としてゴーギャンに強く影響を受けたメイグス。彼にしかわからないこの柄に対する強烈な思い入れと、2種類のデザインを作り出すことで思い描いた完成図とはなんだったのでしょうか。
メイグスは2003年に亡くなりその答えを本人から聞くことは不可能となってしまいましたが、作品が完全な姿で蘇り、袖を通した時にこそメイグスの思いが理解できるのかもしれません。
1996年にサンサーフはヴィンテージアロハシャツの資料を収集する過程で、まだ御存命だったメイグス氏を訪問する機会に恵まれました。
その中でサンサーフの理念に共鳴した氏は、1940年代に描いた自らの未発表のデザインを提供してくれ、また新たにデザインを書き起こしてくれたりし、それが元でスタートしたのが、
「ケオニ オブ ハワイ」シリーズです。
そこから「ケオニ オブ ハワイ」の現在のスタイルが確立されていきます。
昨日ご紹介したぐっさんのアロハのシリーズです。過去にも海外も含め色々なアーティスト達の作品が作られています。
メイグス氏は2033年に亡くなりますが、その直前に「これからは、君たちが私の代わりに描いてくれ、そしてハワイとの架け橋になってくれ。」という言葉を残したそうです。
そんなメイグス氏の代表作「GAUGUIN WOODCUT MYSTIC」 です。
ゴーギャンの絵をモチーフに作られた歴史的な名品の実名復刻です。
サンサーフ スペシャルエディション SS36655 18000yen+TAX
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